おとなり舎

- OBOG
- 村中 皓さん
- 出身学部・学科
- 現代政策学部・社会経済システム学科(2023年卒)
ご紹介
おとなり舎は主な事業として、スペシャルティコーヒー専門店「百福豆珈琲 武州長瀬店」を運営しています。この店舗は坂戸市に本店を構える「百福豆珈琲」の2号店で、本店より業務委託を受けて2024年11月2日に埼玉県毛呂山町にオープンしました。
当店では、SCA(スペシャルティコーヒー協会)の基準で80点以上の評価を得た高品質なスペシャルティコーヒー豆を取り扱っています。この点数は珈琲豆全体の上位約5%にあたります。
販売は豆のまま・挽き売りの両方に対応し、テイクアウトドリンクやドリップパック、雑貨や焼き菓子、ギフトなど"珈琲のある暮らし”をトータルで提案しています。
開店のきっかけは、城西大学在学中に企画した学生カフェでした。豆を協賛してくれたのが百福豆珈琲で、それから常連として通うようになり珈琲の世界に魅了されていきました。卒業後、一度は上場企業に就職するも、珈琲への思いを捨てきれず退職。地元に戻り、まずはカフェ等で経験を積もうと考え就職先を探していました。
もともと常連客だったこともあり、珈琲豆を買いに再びお店に顔を出し、仕事をやめたことや、珈琲に関わる仕事に就こうと思っていることを店主に伝えました。すると、店主から「実は今、本店を移転しようか悩んでいて…」と打ち明けられたのです。通ってくれているお客様のことを思い迷っていた店主は、「もし君がやるならこの場所で続けられるかもしれない」と話してくれました。
こうして話が進み、私は「おとなり舎」という屋号で個人事業主となり、本店より業務委託を受けて2号店を運営することになりました。
2025年3月に「ゆずの里ケーブルテレビ」にて当店をご紹介いただきました。ご興味のある方は、ぜひそちらもご覧いただければ嬉しいです。
https://youtu.be/3W5ePcQv630
メッセージ
学生時代を振り返ると、「もっといろんなバイトをすればよかった」「もっと思い切って旅に出ればよかった」と思うことがあります。時間も体力もあったのに、それを持っている価値に気づいたのはずっと後になってからでした。
だからこそ学生の皆さんには「旅をしよう」「本を読もう」と伝えたいです。旅をすれば、自分の知らない世界に出会えます。本を読めば、自分とは異なる視点に触れられます。世界が広がれば、心の余白も増えます。そしてその余白が、ものの見方を変えてくれたり、自分の可能性に気づかせてくれたりするのだと思います。
私自身、物事を「正解か不正解か」「0か1か」で考えてしまうことは、今でもあります。でも、世の中には0でも1でもあるような事象がたくさんあるということも知りました。たとえばパンダ。白でも黒でもあるけれど、グレーではありません。白色、黒色と割り切る必要はないし、むしろそのまま受け入れることの大切さを、日々感じています。
そんなふうに、明確に分類できないけれども大切なものがあることに気づいてから、心の中の「やってみたい」という気持ちにも、素直になれるようになりました。
今、私は珈琲店の店長としてお客様と日々のひとときを共有しています。ご縁とタイミングが重なり、「やってみたいです」と一歩踏み出したことで、この場所にたどり着きました。
いつかまた、かつての私のように、珈琲に魅了されて通ってくれる学生が現れてくれたら——そんな日々を、楽しみにしています。
企業名 | おとなり舎 |
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代表者 | 村中 皓 |
所在地 | 入間郡毛呂山町中央4丁目10-6 1棟1F |
事業内容 | 主な事業として、埼玉県坂戸市にある百福豆珈琲(本店)より業務委託を受け、百福豆珈琲 武州長瀬店を運営しています |
従業員数 | 1名 |
WEB | https://momofukumame.theshop.jp/ |
